先日クローズドの発達障害のイベントに参加しました。
参加者の方は、発達障害のお子さんを持つ親御さんからお仕事で発達障害の方に携わる機会がある方まで様々。
発達障害を持った方が大人になった時の生活について話を伺ったり、参加者それぞれの悩みを共有する時間がありました。
優しい方ばかりだったので、私の番になり息子のことを聞かれて、不覚にも涙。
大泣きしてしまいました(恥)
暖かい雰囲気の中思わず漏らしてしまったのは、まだ息子の障害を受容できていないということ。
1歳過ぎても指差しもなく、言葉も出ず、自閉症なんじゃないか…と疑い始めた時の気持ちに一瞬で引き戻されました。
疑心暗鬼になって息子の行動を逐一観察し、ネットで「自閉症 1歳」と夜中に調べる日々。
息子は自閉症に違いない、いや違う、こんなに可愛いのに…
と悶え苦しんだ診断前。
あの時が一番苦しかったです。
普通の子育てができるとずっと思ってたのに、一歳半に満たないまでに、もう自分はそれができないんだと目の前がさっと暗くなった診断後。
なんでうちの子なんだろう、どうして、と現実を受け入れられずただ逃げるように泣いた夜。
あの時の気持ちは忘れることができず、外出先で一歳ぐらいの子供を見ると、息子を自閉症と疑い始めた頃の気持ちが頭に蘇ります。
…普通の子育てがしたかった。
温かい参加者の方を前に、思わずこぼしてしまいました。
療育なんか、ABA なんか関係のない世界に生きたかった。
参加者の方から、受容するには長い時間がかかるのが当たり前だよ、自分を責めないでと温かく励ましていただきました。
ありのままの気持ちを受け止めてもらえて、とても嬉しかったです。
完全に息子の障害を受容できるのはまだまだ本当に先のことだと思います。
自閉症を個性だ、才能だ、と心から認められる親御さんも中にはいますが、私はそんな境地には至っていません。
普通の子と違えば、問題行動があれば、それをすぐに直したくなる。
療育や教育の観点なのか、ただ私のエゴなのかどっちか分からない時も多々あります。
でも足掻きながら、日々療育をして、その先にいつか…
息子のありのままの姿を認められる未来がくれば良いな。
それでは三連休、皆さん楽しくお過ごしください♪