保育園の先生から指摘を受けた一か月後、一歳4ヶ月になった息子を連れて、発達障害専門のクリニックを受診しました。
ちなみに、もしかしたらうちの子自閉症かも…?と気になったら最初から専門医のいる病院の受診をおすすめします。
普段通院している小児科でも発達障害かどうかの判定や診察は難しいです。
専門病院に行ってみてと言われたらい回しにされたり、問題ないから様子見してと診察され発覚まで数年遅れた…なんてザラにありますので。
(参考)一般社団法人日本小児神経学会より
はじめに遠城寺式乳幼児検査に沿って、身体の発達や精神的な発達の質問に答え、その後診察へ。
診察室に入った時点で既に1時間経過し、疲労する私。
沢山の子供が好きそうなおもちゃがおいてあり、おもちゃに走りよる息子。
車を斜面に走らせる玩具を触り、背丈の半分くらいの高さがある大きな箱にボールを投げ込むのに夢中です。
先生が息子に声をかけても、先生を気にする様子はありません。
母親である私との愛着関係が形成されているか確認するのに、ドアを出て行く私を追いかけるか?というテストも。
息子は気づいて追いかけてきてくれたのですが、私の顔色を伺ったりすることはなく、顏の表情も特に変わらないまま…
自分の家で一緒に遊ぶ時、息子に大きな違和感を覚えたことはそれほどなかったのですが、こうして診察室でみると「やっぱり普通の子供らしさがない」と疑惑が大きくなり、顏から血の気がひいていきました。
「やはり自閉傾向が強いですね。まだ小さいから確定できないけど、自閉症で間違いないでしょう」
と先生。
問診の中で、睡眠に関して困ったことはないか?という問いがあったのですが、
私は息子が0歳3ヶ月ぐらいからジーナ式というねんねトレーニングをしていたので、その時点で泣かずに一人寝ができるようになっており、そのことを話しました。
「それは発達障害だからそんなにスムーズに一人で寝れるのよ。
だって普通はお母さんが恋しくて寂しくて泣くものでしょ?」
と言われて自分を丸ごと否定されたように感じ、全身から力が抜けました。
…そんなの関係ないし、自分の睡眠を確保して息子との時間を楽しく過ごしたかったから頑張ってネントレをしたたのに…
(発達障害と睡眠トレーニングには何の因果関係も証明されていません、念のため)
会計を済ませ、子供のベビーカーを押しながらとぼとぼと家路に迎いました。
帰り道ぽつぽつとふり始めた雨は強まり、段々と土砂降りに。
この雨に流されてそのまま二人で消えてしまいたい、
息子と二人他の人がいない世界に行って誰にも迷惑かけず、二人きりで生きていきたい…
と傘もささず、歩きながらぼーっと働かない頭でそんなことを考えていました。