ABAとは応用行動分析学のことで、人の行動は事前に起きたこと行動後に起きた結果によって左右されるという学問です。
行動前後の環境を変えることで、ターゲットの行動を増やしたり減らしたりすることができます。
何も特別なことでなく、私たちの周りでも無意識に使われています。
例えば、
【事前の環境】上司からプロジェクトのリーダーになるように命じられた
↓
【行動】リーダーとして仕事をし結果を出した
↓
【事後の結果】上司や仲間にフィードバックをもらい、ボーナスゲット
となると嬉しいので、また上司に仕事を振られてもこの人はそれを引き受ける行動が増えるでしょう。
自閉症児に対しては、好ましい行動を増やす、つまり個々のスキルを教えてあげることができます。
手洗いや食事、ボール運動、ゲーム、アカデミックスキル等…
私が習っているコンサルタントの先生がいうには、ABAで教えてあげられないことはないそうです。
同時に問題行動を減らすこともできます。
くるくる回ったり横目で見たりする自己刺激、癇癪、人を叩くなどの他害行動は子供の頃に失くしたいですよね。
学術的な内容はいいから、どうやってするの?という疑問に一番分かりやすく答えてくれているのはこの本です。
ABA のことだけでなく療育の全体像を知りたければ、小児科専門医の平岩先生が書いたこの本がおすすめ。
ちなみに私はBCBAという資格を持ったコンサルタントの先生と契約し、コンサルティングを受けてます 。
…結構ガチ勢です。
番外編で三冊目に超マニアックな1冊を紹介します。
1987年にABAによる早期療育が自閉症児の向上に効果があると発表したのがロバース博士なのですが、博士の本はこちらです。
Teaching Individuals With Developmental Delays: Basic Intervention Techniques
- 作者:Lovaas, O. Ivar
- 発売日: 2002/05/15
- メディア: ペーパーバック
これは日本語訳がないので英語で読むしかない。
そしてまさかの1万円超え…
夫が買って読んでいました(笑)