ここ数年でよく聞くようになった、毒親という言葉。
私は息子の療育に熱心なあまり、自分の考えを曲げなかったり息子の希望をはねたりするきらいがあるので、毒親になってしまうかもしれない…
いや私もう毒親なんじゃないか?と考えてしまうことがあります。
昨日は低気圧のせいか療育の課題にやる気も出ず、朝からぼーっとして過ごしました。
そこで読んだこちらの本。
「ライトな毒親が一番タチが悪い」あとがきのこの言葉にギクリとしました。
(各エピソードは結構ヘビーなのですが)
私の実親は毒親でもなんでもなく、良い父親と母親で育った家庭は恵まれた環境でした。
でも私は毒親になるかもしれない。
いつもそんな恐れを心に抱いてます。
これは子供が自閉症だから、ましてや療育をやってるからでもなんでもなく、
私がただ息子の行動に反応的になってしまう心を抑圧してるからです。
いつかそれがマグマのように噴火して、息子に酷いことをしてしまうかもしれない…
その日を恐れてます。
正直2歳児だから目を離せないのは仕方ない。
でも一人で適切におもちゃで10分以上遊べないし、下手したらフィギュアを一列に並べ始めたりブロックを踏みつけたりするので、そうならないよう先回りするか、していたらすぐに介入しなければいけない…
息子が起きてきたら、5分たりとも一人でほっと息をつける時間が平日はありません。
実の母親が来てくれる日や、休日は仕事休みの夫がいるためほっとできる時間が少しあるのですが…
一人でワンオペで育児をされている方、二人以上の兄弟を育ててらっしゃる方を心から尊敬します。
大変ですよね。
この本を読み、いったいどこからが毒親でどこからが普通の親なんだろう、と境目について考え込んでしまいました。
昨日は「手伝って〜!手伝って〜!」や
「トーマスのおもちゃちょうだい!コンビニのおもちゃちょうだい!ブロックちょうだい!」
とマシンガンのように要求してくる息子に、
「ちょっと一人でやってよ、ママメール打ちたいんだから!」と大声で答えてしまいました。
…威圧的だったかな。
テーブルの上に置いてある自分用のコップからわざとお茶をぶちまけて、お茶でピチャピチャ遊ぼうとする息子を素早く阻止していたのですが、
何度も同じことをされるとこっちも我慢の限界で、阻止するのに息子の手を雑に強く引っ張ってしまう…といった状況が何度となくありました。
どこからが毒親的行為でどこからが普通のしつけなんだろう、私はその境目をすぐ超えてしまうんじゃないかな…
親の反応的な態度はABA療育的な視点でも何も生み出さず、ダメな行動であるのは分かっています。
子供のしてはいけない行動を逆に強化してしまうので。
反応的でなく主体的に行動するのは、頭では分かっていても実際には難しい。
子供と二人、時間はたっぷりあるのに自分のペースで一つも物事をこなすことができないことが、ボディーブローのようにこたえます。
10分だけでいいからゆっくり物事を考えたい、誰にも邪魔されずにお皿を片付けたいです😂