ムーちゃんの漫画にABAが出てくるとは…!胸熱です。
一巻でムーちゃんが自閉症と分かってから、障害を認めるまでの葛藤、受容が手に取るように描かれてきました。
家族とのいざこざ、療育園や幼稚園での困りごと、保護者や先生との関係…
自閉症児の親であれば一度はぶち当たる問題の数々。
四巻はムーちゃんの他害行動に悩み、母親の彩は解決策を探る過程で成長していきます。
問題行動の中でも他害行動が一番厄介です。
私は絶対に他害行動は許さないです。
他の子供を叩いたり噛みついたりすることはまだないのですが、親を叩いてきたことはあります。
絶対駄目なことなので、厳しく対処してます。
ここは譲りません…!
母親の彩はむーちゃんにとって不快な環境を取り除くのでなく、 ABA でいう「罰」を与えてこの行動を辞めさせようとしました。
罰は体罰ではありません。
軽い「罰」です。
(ぜひ漫画を読んで確認してください)
結局上手く行かず別の方法に切り替えたのですが、読みながらこの方法でいいのに~!!と叫んでました(笑)
ABA的には方向性は間違っていない。
療育の目的は自閉症を治すことでなく、自閉症の特徴を和らげて社会的に受け入れられやすくすること。
問題行動を減らし、生きていく上で必要なスキルを少しずつ教えてあげる。
他害行動は絶対許されることではないので、ゼロになるまで減らさなければなりません。
大きくなった時に子供が少しでも生きやすくなるように、トレーニングする必要があります。
脳みそはトレーニングしたら必ず鍛えられる!
そして終盤のむーちゃんの初めての瞬間。
親ならわが子の成長過程として心待ちにしている瞬間がついに…!
心が揺さぶられました。
息子が初めて立ってくれた時、名前を呼んでくれた時、ジャンプができるようになった時…
初めてできた時の心が弾けるような嬉しさが思い出されました。