「お子さんの発達に寄り添ってあげてください」という言葉
週に1回運動療育の児童発達支援事業所に通っています。
昨日発達支援責任者の方との面談でそう言われました。
といのも時々子供がくるくるその場で何度も回ります。
それを私がさっと止めたのが、気に食わなかったのでしょう。
回るのは自己刺激なので習慣化させたくない。
可能な限りその場でさっと止めて、別の遊びに誘っています。
お子さんの意味のない行動でも興味の赴くままにさせてあげてほしい、と釘をさされました。
自然な発達に寄り添って欲しい、と。
…自然な発達に寄り添う?
療育関係者が何言ってんの?
親御さんが自然な発達に寄り添いたい、積極的に介入したくないと思われる気持ちはもちろん尊重されるべきです。
でも療育のプロにそんなこと言われたくない。
自然な発達に任せて何もせず、改善した例があるんですか?と聞きたい。
そのままにしてて誰か治った人いるんですか?
軽度やグレーゾーンの子は放っておいても健常児に近い発達を遂げてくれるかもしれません。
でも重度の子で自然な発達に身を任せて治った子はいるんでしょうか。
いないですよね。
いてもほぼゼロのはず。
だって自然に任せてその子の興味の赴くままにしていて治るんだったら、
誰も困ってねーよ!
自然に発達するのを悠長に待ってる暇などありません。
療育関係者や医師に寄り添えと言われ、早期療育の機会を逃してきた親子がどれだけ多いか…
息子がキャッチボールや三輪車、キックボードができるのは教えたからです。
私と夫がスモールステップで根気良く教えました。
ボウリングやダーツもできるようになり、一緒に楽しく遊べます。
息子の興味の赴くままに身を任せているだけなら、絶対できるようにはなりませんでした。
寄り添うって聞こえの良い言葉ですよね。
でも私には改善の機会を手放す言い訳にしか聞こえません。
療育に携わる方々、お願いします。
自閉症に寄り添うだけでなく、改善や克服する視点を取り入れてもらえませんか。