はざまが一番しんどいかも
ヨシ君は知的ボーダーで発達障害。
大体IQ 70~85が境界知能と呼ばれ、知的障害には該当しません。
幼児期の話は少なく小学校時代から中学入学の頃の話が主なのですが、睡眠障害に投薬療法や光療法を試した話は描かれています。
知能検査で IQ は80だったので療育手帳がおりず、小学校では特別支援級に入ることができない。
通級クラスに通うが、他の子は障害がヨシ君より重い子が多く、なぜここに通う必要があるのか?と他のお母さんに怪訝な顔をされる…
発達障害の診断があれば IQ が境界知能以上でも、療育手帳を発行してくれる自治体はあると思うのですが…
最近はADHDや学習障害に苦しむお子さんも通級に通ってらっしゃり、もっと多様でしょう。
健常児でも障害児でもないハザマのヨシ君。
周りの理解も少なく、本人もお母さんも必要な支援を受けられず苦しい。
息子は2歳でまだ幼稚園にも通っておらず、就学は先の話とあまり考えてませんでした。
とはいえ4年後は小学校入学、3年後には就学相談が控えてるわけです。
小学校はインクルーシブ教育がなるべく進んでいるところを選ばなければいけませんね…
特にヨシ君の通う小学校の先生はなかなか酷い。
学習障害があって字が上手く書けないヨシ君を除け者にしたり、授業中に転校をほのめかして脅したりします。
小学校選びや学童期の学校への対応の仕方を考えさせられました。
発達障害を小さい頃に気付かず、園や就学相談で指摘を受けられたお子さんの親御さんにもおすすめです。
発達障害の子は一人一人困りごとが違います。
まとめて同じサポートをするのはお門違い。
その子に合わせたきめ細やかなサポートが必要なので、親がしっかりその子の特性に合わせた支援を得られる学校を選ばなければいけませんね。
はざまのコドモ 息子は知的ボーダーで発達障害児(分冊版) 【第1話】
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