療育関係者やお医者さんには子供の障害に寄り添うのではなく、積極的に改善を促してもらいたい。
普段はそんなスタンスの私でも、こんなお医者さんに出会えたらな〜!とのけぞってしまいました。
診療所の佐山先生、研修医の遠野先生は自身も発達障害であり、発達障害を凸凹と捉え寄り添ってくれる。
その優しさが子供の発達に悩み、他の子と比較しては落ち込む満身創痍の身に温かく染みわたります。
子供の癇癪に疲れ、変な自己刺激に心乱され、思い通りにすすまなかった一日…
お母さんお父さん、本当にお疲れ様です。
寝る前にリエゾンを読んで優しい気持ちを取り戻して、ご自身を労わってくださいね。
…佐山先生のような大人が周りに沢山いれば、苦しむことの多い自閉症の子供も親御さんも救われるのにな。
自閉症の女の子のエピソードは第三巻に収録されています。
頭もよく知識も豊富で言葉の発達も遅れはないのですが、なんせ会話ができない。
自分の思ったことを一方的に話すだけで相手の話を聞くことができません。
同い年の子供が集まる場所ではその子だけぽつんと端にいて一人遊びをしており、その姿にお母さんは焦燥感を覚えます。
この感覚痛いほどわかる…!
療育に活かせそうと思ったのは、言語療法士さんが相手を思いやる気遣いや正しいコミュニケーションはスキルとして教えてあげられると語っていたところ。
会話のキャッチボールを実際のボールを使って教えていたのですが、これは良いアイデアなので真似したいです。
私たちも社会人になってから初めて、お茶の汲み方などをマナー研修で教えてもらいますもんね。
子供が普段の生活からコミュケーションのスキルを自然に学べないならば、こちらから教えてあげればいい。
これはABA療育にも通じる考えです。
久々にまとめ買いをした漫画でした。
続編の4巻は3月23日発売予定です。待ち遠しいな。
ブ〇ー〇派であることを除けば、佐山先生は好みドンピシャの男性です(笑)