息子はベタベタしたものが苦手です。
粘土や寒天遊びといった感触遊びでも直接触るのが怖いのか、指先でツンツン触るだけ…。
先日病院の療育クラスで、カラフルなインクを手につけて手形遊びをする時間があったのですが、インクを手のひら全体につけるのにかなり抵抗していました。
これでは工作遊びなんてもってのほかだ…!と焦った私、まず家でベタベタしたものに慣れてもらうことに。
そうクッキーの生地やパン生地です。
不器用親子のクッキング。
焼いたら甘いクッキーになるんだよ、美味しいパンも作ろうね、と声をかけるとあら不思議。
ベタベタの生地でも息子は自ら掴み、こねくり回したりしていました。やった〜!
生地に触れるのをあまりにも嫌がったら、ビニールに入れて上から揉ませようかなと別案も用意していたのですが、そんな心配は不要でした。
ベタベタに対する不快感より食い意地の方が勝ったのでしょうね。
クッキーは一応キティちゃんの顔です。
生地を伸ばしてから、100均で買った型で型抜きをさせました。
丸いのも作りたい、と言ったので両手の間で生地を転がし、コロコロ〜と言って丸めるのを教える私。
粘土や泥団子なら絶対してくれないことでも、クッキー生地なら難なく真似してくれました。
どんなに不器用な人間が作っても、出来立てのクッキーやパンはとても美味しい。
出来立てアツアツを頬張る私と息子。
こうやって一緒に料理ができるのはとても幸せです。
そして美味しいクッキーやパンが食べられたことは強化になるので、ベタベタしたものをこねたり丸めたり触ったりするのに抵抗が少なくなっているはず。
我ながら良い療育方法を思いついたものだ、と自画自賛しました(笑)
味をしめて調子に乗り、こんな知育菓子まで買ってしまいました。
週末のバレンタインはこれで決まりです。
息子と一緒に作ります。
もう少し大きくなったらお菓子の家のキットも試したい。
普通のダンボールや発泡スチロールで家を作るという工作は難しくても、ウエハースやポッキー、マーブルチョコで作るお菓子の家なら喜んで作ってくれるんじゃないかな?
私も小さい頃無我夢中で作りました。
ヘンゼルとグレーテルに出てくるお菓子の家みたいですよね。
接着剤は生クリーム、屋根はウエハース、壁はポッキーだったような…
手を変え品を変え、息子のスキルを伸ばしていきたいです。