昨日のベタベタ嫌いに続き、 苦手克服シリーズ。
息子は目薬が苦手です。
目薬差しまーす、と言うと大癇癪。
何も痛くないのにな~コンタクト着用のため目薬を1日10回以上差す私からすれば、何が嫌なのか不思議です(笑)
三日前、つるっと足が滑り瞼を机にぶつけてしまった息子。
内出血したまぶたが青くなって痛々しいです。
眼科を受診すると、眼球に傷はついていないけれど念のために抗菌の目薬をさすように言われました。
木曜日の夜に目薬をさすよ、と声をかけると「目薬ささないの~!!」と怒りの大爆発でギャン泣き。
本来ならば膝の上に仰向けにさせて目薬を差したいのですが、とてもそんなことはできなさそう。
とりあえず癇癪には反応せず、消去しながらこう考えました。
大人二人で手足を押し付ければ無理矢理目薬をさすことはできるはず…
でもそれは違うんじゃないか?
今は小さいから許されるけど、小学生になった時に目薬を見たら大癇癪、大人が押し付けて無理矢理…というのは良くない。
少しぐずってもいいから、おとなしく目薬をささせて欲しい。
ギャン泣きせずに目薬をさしてくれるまで今夜は粘るぞ、と決意。
ここで癇癪に負けて目薬を刺さなかったら息子の思う壺です。
目薬を回避するために毎晩癇癪をおこすことになってしまいます。
膝の上にあおむけに寝転がせるのは諦め、椅子に座らせてさす作戦に変更。
そこで、そうだスモールステップを忘れてた!と気づき、以下のステップに分けたらすんなりできました。
② 上を向かせる
③ 目じりに目薬を落とす
④ 目を開けさせる
まず豆椅子に座るよう指示し、椅子に座ったところですかさず口にマーブルチョコレート(息子の大好物)を突っ込みます。
これで強化!
次に上を向くように指示したら上を向いたので、ここでもすかさずチョコレート!
目薬差しま~すと言って素早く目尻に目薬をさし、同時にこれまた口にチョコレート(笑)
ここまでくるともう大人しくなっていました。
目を開けさせて、褒めまくりダメ押しのチョコレート。
1時間の格闘の末、なんとかギャン泣きさせずに目薬をさすことができました!
思わず私が勝ったわ、とガッツポーズ。
そして昨晩「目薬さすよ、椅子に座って上を向いてね」と一声かけたら、素直に椅子に座って上を向いたのですんなり目薬をさすことができました。
スモールステップ作戦、大成功です。
もし目薬が苦手なお子さんがいらっしゃたら、良ければこの方法を試してみてくださいね。
苦手なことは小さなステップに分けて、一つずつ克服していく。
できたら最大限に強化する。
ABA療育の本質なのですが、時々忘れてしまいます(笑)
息子にはこうやって必要なスキルを教えて、伸ばしていきたいです。