平岩先生の自閉症療育に対するこの提言に激しく共感します。
障害に対して温かいで見守るという表現が使われるけども、見守るということは何もしないことと同じ。
療育には適した時期があるからそれを逃さないで。
障害をこの子の個性だ、と逃げてはいけない。
個性というのは社会生活の中で混乱をきたさずその枠組みの中で生きていけること。
社会生活習慣や自分で稼ぐことを含め、大人になった時に社会で生きていけるように、子供の頃から考えていくことが大事
頷きすぎて首がもげそう。
乳幼児検診担当の保健師さんや療育関係者の方々に、これをコピーして目の前に突きつけたいくらいです。
このスタンスを忘れている関係者、結構いません…?
自閉症スペクトラム障害とは何かといった詳しい定義から、診断の問題点、ABAやTEACHH、PECSなどの療育法についても網羅されています。
また家庭で簡単にできることや不登校や引きこもり等の就園や就学、思春期から成人期まで起こりうる問題点なども記載されており、全方向完璧です。
この一冊さえ読めば、自閉症について十分理解することができたと言っても過言ではないはず。
ちなみにABA 療育を6ヶ月以上週に7時間以上行うと、自閉症の度合が改善された(PERSの点数が減少)というデータが示されています。
うわっできていなくてやばいなと焦ったのが、
・ 褒めることで子供の自己肯定感を高めることが大事
ということ。
ついつい忘れていまうんですよね…。
できてないことを違うよ、と言って再度指示することが多くなっており反省です。
子供なんだからできないことが当たり前。
できたことを心から褒めてあげないといけないと。
と自分に言い聞かせました。
学術的なことは良いからとりあえず家庭でできることを知りたいんだけど、という方にはこちらの本がおすすめ。