息子さんの療育と良い幼稚園を求めて引っ越された著者のべっこうあめアマミさん。
息子さんは自閉症の疑いがあります。
療育を受けさせたいと思い市の発達支援センターに相談しますが、空きはないと突き放され、下のお子さんを同伴させての療育は禁止とも言われます。
地域にある民間療育を紹介してくれるなんてもっての他。
こんな市が本当にあるとは…!酷い対応です。
しかも地域の私立幼稚園の職員さんの態度は輪にかけて酷いです。
園児募集要項やホームページには決して発達の遅れのある子は受け付けないとは書かず、就園を相談をしに行ってもあからさまには断ってはきません。
しかし来てほしくない気持ちは見え見えで、遠回しに他幼稚園や療育園をあたるよう諭してきます。
決定的なことを言わず、保護者に選択させるのは中々陰険ですね…。
そこで思い切ってお引っ越し!
引っ越しをする際、その地域の療育が充実しているか、支援センターの人や幼稚園は親身になってくれるか…等のチェックポイントが具体的に挙げられています。
理想の居場所を見つけるために今すぐできること、の章を読んだ後、思わず考え込んでしまいました。
療育環境は地域差が大きいです。
同じように今住んでいる市で療育が受けられずどうしたらいいか分からない、ほとほと困ってる…という方もおられると思います。
療育園施設はいっぱいで入れない、民間療育もいいところがない…
そうお困りの方にこの本はとても役立ちます。
子供にふさわしい療育や幼稚園を求めて実際に引っ越をして、なおかつその体験談を明らかにしてくださる方ってなかなかレアです。
仕事の関係で引っ越ししたくてもできないという状況もあるかもしれませんが、遠方は無理でも近隣に療育や幼稚園が充実している自治体があるかもしれません。
私自身はこの一年はとりあえず夫の職場の近くに住みます。
が来年就園するにあたって、まだどこに住むかは決めていません。
少人数でなおかつ付き添いができそうな幼稚園や保育園を選びたいです。
もしかしたら6月以降住む地域にはいい幼稚園がないかもしれません。
そうなったら引っ越しも考慮に入れるつもりです。
しかし子供の学校や幼稚園を求めて引っ越すのもなかなか大変ですね。
マイホームを持っている人はどうするのだろう…
発達障害のお子さんの就学に合わせて引っ越すため、マイホームを売ったり貸したりという話も少なくありません。
根を張って落ち着けないのは中々辛いですが、家族に無理のない範囲でベストな選択肢を選んでいきたいです。
わけあって引っ越しました。: 幼稚園に入園拒否された孤独な障害児ママが1年で理想の居場所を手に入れた話
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