ふー。なんだか色々と悲しいです https://t.co/qmticC2KxL
— あずきな子 (@UDAZUKINAKO) 2021年7月5日
今まで交流も全くない「障害児学級」の男子生徒のお世話係を学校から押し付けられた。
たとえ加配の先生がついたとしても事前情報も相談もなく修学旅行中に面倒を見ろ、というのはおかしいと抗議したが、学校には取り合ってもらえなかった。
ツイートには「自分も学生時代に障害児の世話を押し付けられた」「いつも一緒にいることを強要されて辛かった」というリプライも見られました。
色々な視点から考え、ただただ悲しかったです。
中学校最後の思い出、修学旅行。
誰と一緒に回るのかが一番重要で、クラスで相談しながらあらかじめ班を決めたことでしょう。
なのに学校から無理難題の責任をおしつけられた。
行動に支援が必要な生徒に介入するのは支援級の先生や、学校が委託した専門職の役割です。
ツイ主さんが学校に抗議されるのは、全くもって健全な行動です。
何とか学校が非を改めることで、最初の計画通り娘さんが楽しく修学旅行に行けますように。
生徒に障害児の世話を押し付ける学校の体制が悪い、なんとかしろ、という着地点で落ち着きそうな話題なのですが…
ツイートへのリプライやリツイートを見ていると、自閉症児の親として胸にちくりと刺さるものがあったのも事実です。
迷惑をかける障害者とは関わりたくない
専門の人間や親が責任をもって世話をしろ
といった本音をリプライやリツイートに(書かれてはいないのですが)暗に感じて鬱々としました。
授業中に椅子に座っていられない男の子が修学旅行を楽しめるのか?という意見もありましたが、答えは「光とともに」の6巻に書かれています。
自閉症の男の子光君が、保育園時代からずっと仲良くしていた友達と一緒に(もちろん加配のボランティアの方の付き添い込みで)小学校高学年の林間学校を楽しむ姿が描かれています。
漫画に描かれている光君の友達の萌ちゃん、保育園時代から光君を気にかけている優しい女の子でした。
しかし萌ちゃんの母親はそのことを快く思っておらず、娘が光君の脱走事件に巻き込まれたこともあり、「家で面倒をみればいいじゃない!保育園に来ないで!」と光君の母親に言った過去があります(1巻)。
でもその後、萌ちゃんのお母さんは考えを改めます。
介護をしている自分の母親が、趣味のゲートボール仲間に、身体が動かないから練習に来るなと言われた…と泣いている。
その姿を見て、身内が邪険にされたことに憤りを感じたのがきっかけです。
自分もさっき同じように光君とお母さんを邪険にしてしまった…と。
障害は決して他人ごとではないのにね。
今健康でも事故や病気で突然障害を持って、周りに迷惑をかけることだってあります。
自分の子供が健康で心身の発達に何の問題がなくても、孫や甥、姪が障害を持って生まれてくるかもしれない。
誰も望んで障害を持って生まれてきたわけではない。
望んで障碍者の親になったわけじゃない。
でも責任と愛情があり、社会に迷惑をかけたくないから出来る限りのことはしてるのに。
それでも子供が大きくなったら、こうやってのけ者にされてしまうのか…と思うと悔しくて涙が流れました。
他人に世話になって迷惑をかけたい人なんて、一人もいないのではないでしょうか。
こんな状態の日本にインクルーシブ教育なんて100年早いですね。
結局は子供が集団生活ができるよう、小さい頃から親が責任をもって療育するしかないのでしょう。
はい、やってやりますよ私は。
負けませんから!!(# ゚Д゚)
(誰に向かって言ってるのか…)