修学旅行キャンセルのTweetのことを考え、支援級の男子生徒のお母さんに思いを馳せた朝

2日前の続き。 

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この Tweetに言及するのは今日で終わりにしないと。

 

ツイートへのリプライやリツイートを見ていると、支援級の男子生徒の保護者と学校が悪いという結論になっているものがほとんどでした。

中でも男子生徒の保護者の方への言及は、読んでいてやり切れない思いでいっぱいになりました。

どうしても修学旅行に行きたいのならば、親が付き添いの元行くべきだった

自分のクラスにいた車椅子の生徒さんの修学旅行は親が付き添っていた

他の生徒に迷惑をかけてもいいから自分の子供を修学旅行に行かせたい、なんて非常識な親なんだ

 などなど…

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その支援級のお母さんに対する記述がなかったので、どういう人なのかわからないのですが、私は発達障害の息子の母親という立場からお母さんについて考えざるを得ませんでした。

…ひょっとしてお母さん休みたかったんじゃないかな。

妄想にすぎないのですが2泊3日の修学旅行に行ってくれれば、公式に育児から解放されるわけです。

45分の授業中ずっと机に座っていられないなかった、と書かれていたので家でもきっと落ち着いて生活が出来なかったと思います。

子供が家にいる間はずっと気が抜けない、でも学校に行ってる間は先生に迷惑をかけているけどお願いできる… 

放課後デイサービスとかあるじゃんと思われるかもしれませんが、それは学校の終わった放課後だけ。

一日だけで良いから一人でゆっくり休みたい、と切望する時は必ずあります。

ショートステイもありますが、利用したい時に必ず予約ができるとも限らないですしね。

 

幼稚園のお泊まり行事など子供がまだそれをこなせるレベルに達していない場合は、行事をお休みさせたほうがいい、というアドバイスを以前頂いたことがあります。

私はまだ息子を幼稚園に通わせていないのにも関わらず、それ聞いてがっかりしましたもんね(笑)

幼稚園のお泊まり保育という公的に休みを約束されている時だったら、一日ヒャッハー!っと大手を振って休むことができるじゃないですか。

朝子供を送り出したらその後は丸1日自由。

ゆっくり部屋を片付けて冷蔵庫の中を綺麗にして、自分の為だけの美味しい料理を作って、誰にも邪魔されない時間を満喫できる。

子供が道に飛び出さないか、他人に迷惑をかけていないかどうか、常に神経を尖らせる必要もない。

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母は強しとよく言われますが、それは強くならざるを得なかったから。

子供のことで心を痛めて他人の言葉に傷つく…

一々反応していたら身がもたないから心にバリアを張っているだけ。

自分の弱さを認めて、静かに自分一人と向き合う時間は誰しも必要としています。

 

Twitterの件について真実はわかりません。

でもその支援級の男子生徒のお母さんも、一日一人でゆっくり休みたかったんじゃないかなと思いました。

ただでさえ育児は大変なのに、多動で体格の良い中学生男子なら日常生活が手に負えないものになっていた可能性は高いです。

どうかすべての親御さんに丸1日育児から解放されて、ゆっくり休める時間がありますように。

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