【ABA療育シャドウ体験記①】母、自閉症息子の幼稚園に1ヶ月付き添ってみた

自閉症スペクトラム年長さんの息子の母、あずきなこです。

 

「昨年、自閉症の息子の幼稚園に1ヶ月付き添ってみた経験」
を書きます。大変マニアックな記事です。

 

ABA療育をやっているけど、
実際幼稚園や小学校にシャドウした人っているんだろうか?
どんな感じだったのか知りたい、

という方向けです。

 

なのでそもそも
「ABA 療育ってどうせお菓子でつるやつでしょ?」
「学校に付き添うなんて信じられない…」
と思われる方は回れ右でお願いします。

 

まず

(1)シャドウとは何か
(2)シャドウのメリット
(3)シャドウのデメリット

を書きますね。

 

 

我が家の情報

息子: 幼稚園の年長さん
自閉症スペクトラム
1歳半の頃に病院で診断済

 

母:息子が自閉症だと発覚した頃から、
家で ABA 療育をしているガチ勢
ABA 歴 4年目

 

シャドウとは

親もしくは療育者が、自閉症スペクトラム障害を持つ子供の集団生活に付き添うこと

です。たぶん

 

一言でいうと「影のように付き添うこと」です。
目的は、集団生活を子供が一人でスムーズに送れること、ですね。
そのためにアシストします。

 

私(母親)が1ヶ月ほど息子の幼稚園生活に付き添っておりました。

 

例えば、まず登園してカバンを片付けたり、朝の挨拶の準備をする時。
こっそりドアの向こうから見ていました。

  • どの動作はできているのか?
  • ふざけてやらないところはあるか?
  • 指示が聞き取れなくてわからないことはあるか

を確認。

 

また、息子が危ない行動をとっていた時は、ちょっぴりしゃしゃり出ました。

例えば体育館でみんなでお遊戯をする時間、脱走しそうになった時は・・・
ささーっと止めたりはしましたね。(最初だけです。)

 

 

シャドウのメリット

(1) 集団における子供の課題がすぐわかる

直接子供の様子を見ることができたので、
「この集団指示は分からないのかな~」
など息子の課題を詳細に把握することができました。

 

(2) 幼稚園の先生に直接ABA 療育的な関わりをお願いできる

「子供は△△が苦手なので、○○な感じに手を貸していただけますか」
と具体的にお願いしやすかったです。
実際子供の様子を一緒に見ているので、相談しやすく、話が早いです。

 

 

シャドウのデメリット

(1) 幼稚園・保育園が OK してくれない場合がある

園がOK してくれるかが一番の課題ですよね・・・
息子が通っている園は意外なことに、すんなり オッケーしてくれました。

 

どうやって頼みに行ったのか、の詳細については次の記事で書きます^^

 

(2) 親がシャドウをする場合、自由時間が少なくなって辛い

めっちゃしんどかったです。

朝起きて一緒に幼稚園に行く
⇒息子の様子を陰から見守りながら、要所要所で幼稚園の先生と話す
⇒帰宅後はまたABA療育

息子は楽しそうにしてるけど、あれ私の自由時間ない…?

 

 

なのでもしシャドウをされる場合は、
その期間子供を見てくれるご家族の協力が必要不可欠です。
私も実家の母を呼び寄せれば良かったな~。

 

長々と書いちゃいました。つづく・・・

※画像の一部はCanva text to image で生成しました 

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