気づけば漫画のレビュー記事が10冊に…!
まだ読みたい漫画も沢山あるのですが、自閉症に関する漫画おすすめベスト3の発表、いってみよ〜!
第1位 生きづらいと思ったら親子で発達障害でした
子育て漫画の読み物としても最高、なおかつ申請すべき手続きを確認するためのテキストとしても使えて2度美味しいです。
著者のモンズースーさん、子供の障害に寄り添い受容する心と、療育で必要なスキルをつけてあげたいという躾のバランスが抜群に良いです。
療育!改善!と視野が狭くなりがちですが、読むと療育漬けの日々でも息子と楽しく過ごせるよねと肩の力も抜けます。
そして1〜3巻まで通しで読めば、支援を受けるにあたって必要な手続きは頭に入れられる!
発達支援センターとの繋がり方、支援のある幼稚園への通所、療育手帳の取得、就園就学問題など、自閉症児の親ならぶち当たる問題はほぼ網羅されています。
私も「療育手帳を取得するメリットデメリット、どうだっけ?」と疑問が生じたら、まずこの漫画を読み返すほどです。
レビュー記事はこちら。
著者のこちらの漫画も超おすすめです!
第2位 光とともに
全15巻+別巻と合わせて16巻の長編。
自閉症児の親御さんで1巻を読めば、恐らく最後まで一気読みしてしまうことでしょう…
著者の戸部けいこさんは物語が完結する前に亡くなられました。
遺されたラフ画を元に、戸部先生と仲の良かった川崎芽衣さんが加筆修正されたものが別巻です。
光くんが大人になって働く姿、見たかったですね。
その姿、自閉症児が大人になった時の未来は読者の私達自身に委ねられていると解釈しています。
涙なしでは読めません。
第3位 ムーちゃんと手をつないで
光とともにの次を行く名作になるか、今後に期待です。(なにこの上から目線)
自閉症児の子供を持つ親からすれば、恐らくこのむーちゃんのお母さんが1番共感できます。
自閉症と分かった時のドン底の苦しみ、子供と心を通わせられない虚しさ、療育者にもわかってもらえない孤独感…
暗い描写だけでなく、ムーちゃんもお母さんも一歩ずつ前に進んでいく姿に自分の家族を重ね合わせる人も多いと思います。
この漫画はお父さん方にも読んでもらいたい。
ムーちゃんのお父さんは割と療育に協力的で、それが嫌味ったらしくなくナチュラルです。
他害で怪我をさせてしまった幼稚園の友達の親御さんの所にも一緒に謝りに行ってくれるなど、足並みが夫婦で揃っています。
自閉症育児への理解が乏しいお父さんがいたら、こっそりとこの漫画を買って置いておくのも手かもしれません(笑)
4巻のレビュー記事はこちら。
よく「お母さんもリフレッシュしてくださいね」と言われますが、息子の障害が分かってから自閉症のことが完全に頭から離れたことは一度もありません。
本屋に行っても発達障害、自閉症、療育、障害の本棚に引き寄せられてしまう…
ならばいっそ、その世界に浸ってしまえ。
子供を追いかけまわして散らかした物を片付け、怒ったり謝ったりへとへとになった1日…
そんな日でも漫画なら読めます。
世界に入り込んで泣いてもよし、家の方がマシだわと思うのもなんでもありです。
心の重荷が減って明日が今日よりも良い1日になりますように。