【漫画 発達障害 うちの子、将来どーなるのっ!?】9年前と古いけど子供の将来の選択肢を増やしてくれる【★★★☆☆】

自閉症のお子さんを持つ親御さんには、うちの子は将来どうなるのだろうか…という漠然とした不安がいつもあると思います。

私もふとした瞬間、そういった不安に囚われます。

この本はADHD の息子さんを持つ漫画家かなしろにゃんこさんが、発達障害を持つ方の進学や就職の現状について取材して描かれた漫画です。

主に三つに分かれており、(1)高校・大学における支援、(2)就労支援、特例子会社について、(3) ADHD の方の仕事の体験談が描かれています。

 

息子はまだ3歳で幼稚園にもいっておらずだいぶ先の話なのですが(笑)、こんな恵まれた支援環境のある学校や会社に入ってくれたらなと妄想が止まりませんでした

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過去厚生労働省が指定した発達障害特別支援教育モデル校になっている普通科の高校が紹介されています。

支援級はなく普通級のクラスのみなのですが、視覚支援が充実しており「掃除のやり方」といったプリントが掲示されていたり、一斉授業の中でも個別に教える時間やノートをとる時間も設定されています。

コミュニケーション力に自信が無い生徒さんが多いので、先生がデモンストレーション型の話し方・聞き方・質問の仕方のコミュニケーション講座を開いたり、個人的にも指導をしているそう。

こんなユニバーサルデザインのある学校で、理解のある先生が親身になってくれたら発達障害がない子も過ごしやすいですよね。

まあ実際この学校が素晴らしいかどうかは見学に行ったり、実際に通学してる人の話を聞かないと分かりませんが、こういった配慮のある普通科の高校もあるという選択肢を知っておくのは良いかと思います。 

 

リタリコも発達障害の子供の進路選択という題目で、各都道府県の情報もわかるオンラインセミナーを開催しています。

life.litalico.jp

こちらも受けてみたいな。

 

話は戻りますが、この漫画に書かれているのは基本的には知的障害がない方が対象です。

知的障害があり障碍者就労継続支援事業所や障害者枠で働いていらっしゃる方の実例を知りたいならば、こちらの漫画がおすすめ。


光り輝くあしたへ ―「光とともに…」が遺したもの―

モンズースーさんのこちらの漫画は、発達障害の大人の方が何に苦しみ、それとどう折り合いをつけて今を生きているか、9人の方の実話を元に描かれています。


発達障害と一緒に大人になった私たち (バンブーコミックス エッセイセレクション)

息子が大きくなるころは今よりも発達障害に対する理解が深まり、多様な支援も受けられるようになっていると信じています。 
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