「ママ友が怖い」が好きな人、ママ友なんていらないと思っている人におすすめ
いつも一緒にいて仲が良さそうに見えるママ友の間にも、嫉妬、過度な期待、マウントなど不穏な芽はいくらでもある
シンプルな絵柄でこの不穏さを描かれると、周りにもいるわ~とかちょうど今困っている、とドキッとする方も多いのではないでしょうか。
美人で仕事も充実しており、育児に協力的な夫や義母がいて、面倒見も良く明るい有希。
何の不自由もなさそうな彼女がある日急に子どもと家族を置いて失踪してしまう…
しかも夜逃げという噂。
仲良しママ友グループとしていつも一緒に遊んでいたのに、何の話も聞いておらずうろたえる春香、ヨリ子、友子。
有希の失踪の真相を調べていくうちに、友人たちとの仲にも亀裂が走って行く…
失踪の原因は終盤で明かされます。
他に方法はあったとは思うけど、これじゃあ逃げるのも仕方ないかな、と思いました。
仲良しママ友グループで子供を遊ばせていると、子供が乱暴をして人の物を取りトラブルが生じます。
このトラブルをめぐってもママ友同士の仲がギスギスするのですが、定型発達児でもこんな面倒さいのかと溜息。
自閉症の息子がいる私は息子が就園したら、他の子の親御さんに息子が迷惑をかけたことについて何度も頭を下げなきゃいけないんだろうなあ。
そもそもママ友とは対等な立場ではいられないのかも…
まあ幸せに見える人でもみんな何かしら問題を抱えているものです。
ママ友はいませんが、気の置けない友人には息子の障害について開示していくつもりでおります。
ママ友なんていらねえよ、という方にはお勧めの一冊。
Kindle Unlimited対象です。こちらの漫画、1冊1,089円なので元がとれますね…。