電車で障害者の方にお会いして思ったこと

昨日息子と一緒に電車に乗った際、成人の障害者の方にお会いしました。

なぜ障害をお持ちなのか分かったかというと、ヘルプマークをつけておられたのと支援の方が側に付き添ってらっしゃたからです。

静かに座席に座られていたので、そばにいた私も他の乗客の方も特に気にすることなく安心してその場にいました。

 

電車に乗ると、いつも「光とともに」の12巻を思い出します。 

自閉症の光君。自閉症の障害としては結構重度です。

光君の父方のおばあちゃんが電車に乗った時に、隣に障害者の方が座ります。

急に大声で話したり手を意味なく動かしたり…おばあちゃんはその言動に恐怖を感じ席を立ちます。

他人に危害を加えないことは分かっている

自分の孫だったらそういう奇妙な言動をしていても怖くはない

でも知らない人がやっていたら不安になる

あなたにとっては可愛い息子でも他人には違うのよ

世間の目は厳しい、肝に銘じておいて

 と光君の母親に諭したシーンです。

この場面は一見地味なのですが、心をチクッと刺すものがあり良く覚えています。

 

息子は私にとってはとても可愛いけど、他人にとってはそうじゃない。

だからこそ公共交通機関でのマナーはしっかり教えなければ…!

独り言を言わない、静かにする、手はお膝とスキルを具体的に一つずつ教えています。

昨日出会った障害者の方がされていたように、静かに座席に座る。

これはマナーとして必須だと思います。 

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息子が小さい頃から、公共交通機関をなるべく一緒に利用しています。

移動は基本電車かバスです。

乗り物が好きなこともあり、癇癪を起こしたことは一度もありません。

昨年用事があったのでフライトに1時間かかる国内線にも乗せたこともあります。

息子は将来車を運転しない可能性の方が高いです。

公共交通機関を利用して地域で生きていくと思っています。

…だからこそ、周りの人に嫌な思いをさせたり迷惑をかけて欲しくありません。

 

それに小さい頃からマナーとして習慣付けておいた方が、大きくなった時に後々楽です(笑)

大きくなってから修正するのは難しい。

小さい子連れで公共交通機関を利用するのは骨が折れるし、疲れることも多いのですが、小さい頃からすり込む方が労力が少なく済むからと自分を鼓舞して練習しています。 

www.abaryouikublog.com

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 光とともには心を動かされるシーンが沢山ありますね。

できるようになった時の喜び、周りに理解されない苦しみ、将来への諦めと達観…折々につけて思い出す作品です。


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